○議長(齋藤昌平君) 次に、6番議員 茂原正秀君、ご登壇、ご質問願います。6番。
(6番 茂原正秀君登壇)
○6番(茂原正秀君) 議長の許しをいただきましたので、先に通告いたしました2件について質問をさせていただきます。
 最初に、市民の利便性を図るための土日開庁の実施についてお尋ねいたします。
 日頃から、たくさんの市民の皆さんから様々なご意見をいただきますが、その中でも最近、頻繁に耳にすることがございます。それは、土曜日や日曜日に役所が業務を行っている市が増えていますが、富岡市でも実施できないものでしょうか、という内容のものです。こうしたお声が出てきます背景は、少し考えてみれば容易に想像ができるかと思います。長引く経済不況と雇用環境の悪化や、雇用形態の変化による働く女性の増加、さらには核家族化の進行などで、平日の昼間、市役所が開いている時間に出掛けるのは困難なご家庭が多くなってきたことが大きな理由であるかと考えられます。もちろん、このような状況は、富岡市だけが抱えている問題ではございません。そのため、こうした社会構造の変化から生まれた新たな住民ニーズに応えるために、本来なら休日である土曜日や日曜日にあえて開庁し、業務を行う自治体も徐々にですが全国的に出始めてまいりました。
 具体的な例を挙げてみますと、東京都の西部に羽村市という人口およそ5万5,000人の富岡市と同規模の自治体がございます。この羽村市では平成15年4月から、仕事などで平日、市役所に来庁できない市民の利便性を図るためという理由で、土日開庁を実施しております。その内容は、市民課、納税課、保健年金課などの4課で、住民票や母子健康手帳、納税証明書の交付、高額療養費支払申請などの41の業務を職員10人が出勤し、受け付けているそうです。また、人口およそ5万9,000人の東京都福生市では、羽村市とは異なり土曜日だけではありますが、全業務を対象にして開庁しております。他にも神奈川県、滋賀県、福島県、千葉県などにも独自の努力と工夫をして、同様の試みを行っている自治体がいくつもございます。さらには群馬県内におきましても、太田市が平成15年10月より臨時職員18名を採用した上で、土日開庁をすでに実施しておりますが、市民の皆さんには大変好評というお話を聞いております。
 以上のような点をご理解していただいた上で質問いたします。土日開庁が実施されれば、市民の皆様には大変便利であり、大きなメリットが生まれることは間違いないと思いますが、実施した場合のコストや役所内の人員体制などの面も考慮すると、土日開庁について富岡市としては、現在どのようにお考えでしょうか。
 続きまして、2件目、モデル事業としての公用車の昼間点灯の実施についてでございます。
 先日行われました海外視察では、その中心となる調査研究テーマは高齢者福祉と環境問題でございました。この詳細につきましては、全員協議会におきまして報告をさせていただく予定でございますが、この2点以外にも今回の視察の中で、大変印象に残ったものがありました。それは、デンマークにおいて法律で義務付けられている四輪自動車の昼間点灯でございます。現地のこの事情に詳しい専門家の話では、この昼間点灯を実施してから交通事故数は1割ほど減少したという実績が出ており、今では販売されている自動車すべてがエンジンをかけたらライトも同時に点灯するような仕組みになっているとのことです。このことを帰国後、所属会派に報告いたしましたところ、大変興味や関心を持っていただきましたものですから、その後、国内における四輪自動車の昼間点灯状況について、会派として勉強を行いました。その中から重要と思われるポイントをいくつか挙げたいと思います。
 まず、この昼間点灯に地域単位で取り組んでいるところがございます。それは、北海道とお隣の長野県ですが、まず、北海道の方では、北海道警や北海道庁などが「デイライト運動」と題して取り組み、道内のトラックやバス、ハイヤーなどの事業者が協力しているとのことです。また、長野県では長野県警が平成14年3月1日から1年間、昼間点灯モデルの委嘱事業という名称で実施いたしました。こちらの長野県のケースでは、結果の調査データも出ておりますが、昼間の人身事故は約3割強の減少で、加害事故は半減。さらには、交差点事故については6割強も減少したという大きな効果が現れたそうでございます。事故の減少は、昼間点灯のためだけと限定はできませんが、ドライバーの安全運転への意識向上に役立っていることは確実かと思われます。
 富岡市におきましても、最近では昼間点灯をしている運送業者やトラックもよく見かけますが、このような点からも昼間点灯は交通事故防止に効果があると事業者も評価をしているのではないかと考えられます。
 以上の点をご理解をしていただきましたうえで、市長のお考えを伺いたいと思います。富岡市役所においてもモデル事業として、公用車の昼間点灯運動を実施してみてはいかがでしょうか。
 以上、壇上からの質問といたします。どうぞよろしくお願いいたします。
◎ 休  憩
     午前11時54分休憩
○議長(齋藤昌平君) 昼食のため、午後1時まで休憩いたします。
◎ 再  開
     午後1時00分再開
○議長(齋藤昌平君) 再開いたします。
◎ 続・一般質問
○議長(齋藤昌平君) 午前中に引き続き、一般質問を行います。市長。
(市長 今井清二郎君登壇)
○市長(今井清二郎君) 6番 茂原議員さんのご質問について、順を追ってお答えを申し上げます。
 はじめに、市民の利便性を図るための土日開庁の実施について、お答えを申し上げます。
 全国的に土日開庁に取り組む自治体は、増加傾向となっております。県内での状況を申し上げますと、窓口業務に限っておりますが、太田市が平成15年3月に全国に先駆けて土曜、日曜の午前8時30分から午後5時15分まで開庁を実施いたしました。また、伊勢崎市が本庁で土日の午前9時から午後3時まで、市民サービスセンターでは土曜日の午前10時から午後6時まで実施しているほか、前橋市は商店街にある、にぎわい課に証明サービスコーナーを開設し、土・日曜日の午前10時から午後7時まで、住民票等の証明書の交付のみを行っております。
 一方、近県では埼玉県上尾市、東京都羽村市、千葉県君津市などが土・日曜日に開庁をしております。また、前橋市のような出張所や住民センターなどの出先機関で、土・日曜日の窓口業務を行っている自治体は、神奈川県横須賀市などがあります。その中で、議員さんご指摘の東京都福生市は、土曜日に限って午前8時30分から午後5時15分まで通常の全業務を実施しております。また、水曜日も午後9時まで延長して全業務を行っております。
 職員体制でございますが、実施している自治体につきましても、行政改革による人員削減等を進めており、現行の職員体制では土・日曜開庁等に対応することは出来ず、嘱託職員や臨時職員を採用して実施しているのが現状のようでございます。ただ、窓口業務には届出、証明書等の発行、相談などの多種多様な業務がございまして、嘱託職員や臨時職員を雇っても十分に対応することが困難なため、職員が土・日曜に交代で勤務し、その代休の補てんを嘱託職員や臨時職員で対応しているということのようでございます。また、羽村市では庁内の行政サービス検討委員会という組織で、一年間をかけ検討を重ね、実施に移していると聞いております。
 本市では、平成14年3月より転入転出の多い3月下旬から4月はじめにかけての2週間、土・日曜の臨時窓口の開設と平日の窓口業務の2時間延長を、市民課、国保年金課、税務課、福祉課、介護課、学校教育課、ガス水道局総務課窓口で実施しております。利用につきましては、市民課の窓口利用が圧倒的に多いわけでありますが、期間中の土・日曜の利用件数は、平成16年3月27日、28日の平均で、1日当たり約21件、3年間の平均でも約29件でありまして、通常業務日の平均利用件数約180件の6分の1であるのが現状であります。
 また、平成10年6月から毎週月曜日に、市民課の窓口を2時間延長して、午後7時15分まで開設しておりますが、平成15年度の実績につきましては、1日当たり約15件となっております。そのほか、市民課では市民サービス向上施策といたしまして、時間内に電話による予約を行っていただき、時間外に証明書等を交付するサービスも行っております。
 市民サービスの向上施策には、ご質問にありますように土曜、日曜及び祝日の窓口開設、さらには、窓口開設時間の延長や日数の増加、夜間特別窓口の開設、自動交付機の導入、出先機関等での証明書等交付などが考えられます。このような種々のサービス向上を図るためには、職員等の定数の問題や、OA機器類の設置費用等、財政上の課題があるわけでございます。本市も行政改革を進めておりまして、大幅な職員、嘱託職員の削減を断行中であり、このような行政環境の中、費用対効果等の問題も併せて検討する必要があると考えております。
 市役所は市民の役に立つところ、すなわち、市民サービスの向上を目指すのが根本的な使命であります。市民の利便性や満足度向上のため、土日開庁は望まれるところでありますので、具体的な取組等について、今後十分に検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
 次に、モデル事業としての、公用車の昼間点灯の実施についてとのご質問に、お答えをいたします。
 はじめに、自動車の昼間点灯でございますが、昼間にライトを点灯することにより、ライト点灯車両の存在、位置等を相手に認識してもらうことにより、交通事故の防止を図ろうとするものでございます。この昼間点灯は、茂原議員さんからお話がありましたように、スウェーデン、デンマーク、ノルウェーなどの北欧諸国や、スイス、カナダなどでは特に冬期は昼間の時間が短く、すぐに薄暗くなるという地域性もあり、すべての自動車に法律等により昼間点灯の実施や昼間点灯装置搭載の義務付けがされ、交通事故防止に効果を上げているようでございます。
 日本では、3年前に大手宅配業者が昼間点灯を導入し、現在も実施しております。また、長野県では、長野県警が口火を切り、各運送会社、バス会社、タクシー会社などが実施し、現在では県の事業として、車のバッテリーに負担がない、LEDライト取付のための補助事業を新たに取り入れ、引き続き実施しております。そして、北海道や愛知県、滋賀県でもデイ・ライト運動、昼間ライト&ライド運動、前照灯昼間点灯運動と題して推進をしております。
 また、県内におきましては、伊勢崎市が平成14年の夏及び秋の県民交通安全運動実施期間中に、太田市も平成14年6月から公用車や公共バスで実施しており、その後、玉村町、赤堀町、東村の民間事業所でも実施していると聞いておりますが、伊勢崎市では、現在は効果が実証されていないため、とりやめているようでございます。
 次に、昼間点灯の効果といたしましては、事故防止が期待できる理由として、ドライバー自ら交通安全意識を高めることができるほか、他のドライバーや歩行者に対してライト点灯車両の存在、位置を相手に認識してもらうことができる、との事でございます。また、ドライバー自身にも、見られているとの自覚が生まれ、責任意識やマナーが向上することから、事故防止に大きく貢献し、事故による車両の修理費用も減少するというメリットもあるようでございます。しかしながら、反面、対向車の勘違いによる事故の発生、対向車にパッシングをされる、前車両が威嚇と勘違いをしてのトラブル、白内障患者への悪影響、緊急車両と間違えやすいことなどが問題となっているようでございます。
 次に、先進地の実施に伴う検証結果でございますが、平成14年3月から実施した、長野県警の昼間点灯モデル事業実施検証結果報告では、モデル事業所の事故は、人身交通事故が11件で7.6%減少、物損交通事故は163件で23.97%減少、交差点での出会い頭事故が大きく減少したとのことでございます。
 一方、群馬県警では、今年の秋の交通安全運動の重点項目の一つとして、夕暮れ時の交通事故防止対策を掲げており、自動車、自転車の前照灯の早期点灯を促進し、事故防止を図るとしており、昼間点灯の実施の推進については、県内での実施に伴う検証が出来ていないとのことから、当面予定は無いとのことでございます。
 次に、本市の公用車の所有状況を申し上げますと、企画部の集中管理車が29台、市民生活部が21台、保健福祉部が19台、教育委員会が57台、ガス水道局が22台、他5つの部署で33台、合計181台を所有し、それぞれの担当課で管理をしております。また、富岡市内の車両保有台数は4万4,694台で、公用車の占める割合は0.4%でございます。なお、平成14年9月議会において、今回と同様の一般質問をいただき検討をいたしましたが、公用車の占める割合が少ないことや事故防止の効果が実証されていないことなどにより、実施を見送っているという現状でございます。
 ご提案の、富岡市役所においてもモデル事業として、公用車の昼間点灯運動を実施したらどうかとのことについてでございますが、北欧諸国や国内でも昼間点灯を実施している自治体及び民間事業所があり、事故防止に効果を上げているということは事実でございますので、ご質問を機会に実施してみたいと思います。方法は、なるべく早い時期に期間を限定して、試行的実施という形で実施してまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくご理解とご協力をお願い申し上げます。
 以上、壇上からの答弁とさせていただきます。
○議長(齋藤昌平君) 6番。
○6番(茂原正秀君) ご答弁ありがとうございました。まず、土日開庁についてですが、私が調べました以上にさまざまな新しい情報を教えていただきまして、重ねてお礼申し上げます。
 それでは、ご回答の整理をしてみたいと思います。
 まず、土・日曜の開庁に取り組む自治体は年々増加傾向にあり、全国的にはもちろん、県内でも太田市、伊勢崎市、さらには前橋市などで現在利用の多い窓口業務を中心に実施しております。しかしながら、実施するには嘱託職員や臨時職員を新たに採用しなければならないなどの費用もかかる。また、平日の開庁時間内に市役所へ来るのが難しい市民の皆さんのためには、富岡市としては平成10年から月曜日は市民課の窓口を2時間延長している。さらに平成14年からは、転入転出の多い3月下旬から4月のはじめにかけての2週間、土・日曜の臨時窓口の開設と平日の窓口業務の2時間延長を、複数の主要な部署で実施しているし、この期間内の土・日曜の利用者数はさほど多くはない。その他市民課では、時間内に電話予約をすれば時間外に証明書等を交付するサービスを行うなどの工夫もしている。よってこれらの点から総合的に判断すれば、現在富岡市では土・日曜の開庁は市民のニーズと実施するためのコストを比較すれば、検討する必要がある段階と考える。第一質問の回答の要旨は以上のようなものであったと思います。
 私も仮に土曜、日曜すべての部署で開庁すれば、それは市民の皆さんにとっては大変便利かもしれませんが、その実施にかかるコストを考慮すると、そこまでやるのは今の富岡市では現実的でないことは十分に理解しております。しかしながら、だからといって現在の開庁時間では、仕事を休んだり、無理な時間のやりくりをしなければ役所に行けないという方々のお声に費用対効果うんぬんという行政側の理由だけで対応しないというのでは、とても市民の役に立つとは言えないかと思います。
 そこで、一つ提案したいことがございます。それは、市役所のコスト面と市民のニーズの双方に対応した妥協案でございますが、現在、月曜日の夕方に行っている市民課の窓口業務の2時間延長する分を、土曜日の午前中に移動し、さらにそこで少々時間延長を行い、土曜日午前中という時間帯で市民課の窓口業務を実施し、住民票やその他の証明書の交付など、市民のニーズが大きいものに対応できるようにしたらいかがでしょうか。そのような方法をとりますと、行政サイドからすればコストの増加も最小限に抑えられますし、また、平日は仕事で市役所に出向くことが出来ない市民の方々にとっては、仕事を休まずに行けるという大変大きなメリットが生まれます。また、現在の月曜日の2時間延長よりも、土曜日午前中の開庁という方が、利用する市民にとっては明快で理解しやすく、このことが浸透すれば月曜日の延長時間よりも多くの市民の方が利用する可能性も高いと思われます。さらに、土曜日午前中の利用者数が月曜日延長時間の利用者数の2倍、3倍にのぼるようなことになれば、これは費用対効果という観点からも、また市民の利便性の向上という視点からも大きな成果になると考えられます。
 こちらの件の再質問ですが、ただ今提案させていただきました内容について、当局はどのようにお考えでしょうか。お聞かせください。
 続きまして、昼間点灯についてでございますが、大変前向きなご答弁ありがとうございました。このような試みは成果を数値化することが難しい面もございますので、さまざまな見方や考え方があると思います。また、交通事故の削減に何らかの効果があることは間違いないにしても、ご回答の中にあったような問題の発生も十分に予想されることでございます。しかしながら、交通事故で亡くなる方の数は決して少なくはございませんし、また、ちょっとした事故というものは毎日富岡市でも起きております。是非とも、交通事故に対する市民の認識をより深いものとするためにも、期間限定という形でも早い時期に取り組んでいただきたいと思います。また、そうした取組を周知させるためにも、端から見てすぐに分かるように、例えば、ステッカーを作成し、公用車に貼るような工夫も必要かと思います。予算面で厳しい時期かもしれませんが、大きな費用をかけずに出来る方法を考えて実施していただきますことをこちらの要望といたします。
 以上、よろしくお願いいたします。
○議長(齋藤昌平君) 市長。
○市長(今井清二郎君) 再質問をいただきましたので、お答えを申し上げます。
 まず、土日開庁についてでございますが、市役所が市民サービスのための使命を果たす場所、つまり市民のお役に立つ場所であるということについては、異論のないことでございます。新たなサービスを求めて、常に前進的な姿勢で臨んで行かなければならないと思います。ただ今、議員さんは妥協案とおっしゃいましたが、大変良い案をいただいて、今の月曜日の延長時間帯を土曜日に移したらどうかという新しい提言をいただきましたので、これならば可能とも思いますので、早速検討を始めてみたいと思います。その検討の方法としまして、新しい制度を一つ作るためにはより十分な準備が必要かと思います。特に、利用される方がどのような時間帯が最も良いのかということについては、利用される方に聞くのが一番良いのではないかと思いますので、早速これから担当にも相談をいたしまして、どういう時間帯を市民の方が望むのか、そのアンケート調査から始めていってみたいと思います。このアンケートは、通常の平日に窓口にいらっしゃる方々には、1週間程度の期間に来た方にアンケートに答えていただく。そして、延長で時間外に来られる方が月曜日にいらっしゃるわけですが、その方々は来庁者がそれほど多くありませんので、約1箇月ぐらいを期間としてアンケートをとってみることがまず必要なのかと思います。早速この件については、担当とよく相談をいたしまして、しっかりと利用者の要望を把握するためアンケートの内容は、平日の時間外延長が良いのか、それとも土曜日の午前中というような時間が良いのか、あるいはそれ以外の日にちが良いのか、ということをアンケートの項目につくって、それを窓口で調査する。その集計結果により、いつが一番利用者にとって好ましい時間帯なのか、それから職員のことも考えなければいけませんので、職員の勤務体制や臨時・嘱託職員の採用なども含めて、どの日にちに、どの時間帯に決定したら一番良いのか、ということをしっかりと分析した上で、茂原議員さんのおっしゃるような、より住民の皆様が利用しやすい、できれば土日開庁的な方法で考えていきたいと思っております。ただ、日曜日というのは大変難しい点が多くあるということで、日曜日になるかどうかわかりませんが、できれば土曜日へとアンケートを絞っていけば実行可能な案が出てくるのではないか。少なくともそういう努力をして、実施に向けて検討していきますのでよろしくお願いいたします。
 次に、公用車の昼間点灯についてでございますが、茂原議員さんのご指摘、ご要望を十分に反映して、壇上でも申し上げましたように、まず試行的に実施してみる。前回の時は検討だけで終わってしまったのですが、今回2度目のご質問でありますし、私どももやってみなければ結果は出ないということですので、是非、試行的にある一定期間を定めて実施してみたいと思います。その結果を分析した上で、継続的に実施するか、あるいは公用車だけではなく一般の方々にも呼びかけていくか、十分な検討をしてみたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上で、再質問の答弁とさせていただきます。
○議長(齋藤昌平君) 6番。
○6番(茂原正秀君) 大変具体的なご答弁、ありがとうございました。アンケート調査をしてから対応したいとのお話、更にはその結果を基にして、市民に最も便利な時間帯での時間外開庁を模索していきたいとのお言葉、大変心強い思いで一杯でございます。重ねてお礼申し上げます。
 この件に関する内容としまして、本年8月21日の読売新聞群馬版に前橋市の記事が出ておりました。少々それに触れてみますが、前橋市はこの4月より中心商店街の活性化対策としまして、空き店舗ににぎわい課を開設いたしました。そこでは、年末年始と点検整備による休業日を除き、毎日午前10時から午後7時まで住民票の写しなど証明書を発行するコーナーが設けられております。そのコーナーの業務開始から約1箇月間の利用状況のデータが出ておりますが、419件の利用のうち、半数以上の251件が土日に集中していたそうであります。また、時間帯では午後5時から午後7時までの利用は、全体の5%に過ぎず、この時間帯は今のところあまり利用がないとのことです。
 同じ県内の身近なデータですので、この数値は富岡市でもある程度参考になるのではないかと考えております。是非とも市民の皆さんのより便利な暮らしの実現のためにも、積極的にかつスピーディーなご対応を最後に要望いたしまして、私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。